束縛しないで
(6)

キリ番99999をGetされたなつめ様からのリク
「束縛されて」の続き







「あっ・・・、も、駄目・・・・」

「ねえ、言って。 『いかせて』って」

そんな恥ずかしい事言えるか!

 心の中では思っていても、喘いでいるため言えないその言葉。
 目に涙を溜め、プルプルと首を振る。

「言ってくれないならこのままだよ?」

 珊瑚の顔を覗き込み、本当に竜也は扱く手を止めてしまった。
 絶頂はすぐそこまで来ているのに止められてしまった珊瑚は、とうとう我慢出来ず
 「やめないで」と声を震わせながら竜也にしがみついた。

 可愛いおねだりだが、今日は少しだけ意地悪したい。
 自分の知らないところで、自分以外の男について行ったのだから。
 珊瑚が竜也に望む言葉を口にするまで手は止めたままだった。
 中途半端に煽られた珊瑚は刺激が欲しく、知らない間に珊瑚の腰が揺らめいてい
 た。
 
 気付いていない珊瑚に竜也はクスリと笑い、耳元で意地悪く「腰が揺れているよ」
 と囁いた。
 竜也に指摘され、始めて己のはしたなさに気付いた珊瑚。
 カッと全身を赤く染め動きを止めようと。
 だが竜也は珊瑚の動きが止まると煽るように少しだけ手を動かす。
 珊瑚が動き始めると止めるという事を繰り返した。
 熱は溜まりきった珊瑚は我慢が出来ず、涙を流しながら遂に「いかせて」と言葉にし
 た。

「望むまま」

 涙を吸い、唇にキスを落とし、竜也はそのまま顔を下に下ろし、珊瑚の欲望を口へと
 含んだ。

「あ、ああん・・・・」

 濡れた熱い口腔内。
 幹に舌を絡められ、そして鈴口を突かれ吸い上げられると珊瑚はそのまま竜也の
 口へと熱を放った。
 
「あああっ! いくっ・・・・んっ・・・・!」

 声を詰め竜也の口の中に放つ。
 それを最後の一滴までも搾り取るよう吸い上げられ、珊瑚の体はシーツの上で小刻
 みに震えた。
 竜也は珊瑚に休息を与える暇なく、今度は俯せに。
 腰を高く掲げ、後ろの蕾へと舌を這わせた。
 熱く濡れたその感触は、何度されても馴れることなく珊瑚の羞恥を煽る。

「ああっ、駄目!」

 制止の言葉にも竜也は辞める事なく同時に前に手を回し、一度蜜を吐き出し少しだ
 け柔らかくなった欲望に手を絡めた。

「・・・あぁ・・・・・・・ああ・・・!」

 前を、そして後ろの舐められる刺激に一度放った筈の熱がまた一気に溜まってい
 く。

「あ、あ・・・・いいっ・・・・・・」

 淫らに揺れる腰、素直に気持ちいいと口にする珊瑚に竜也の愛撫もより熱心なも
 のへとなっていく。
 窄まった蕾を舌で解し、先を埋めていく。
 あいていた手で蕾を押し広げていく。
 内壁を直に舐められより体が高まっていく。

「ああっ! あっ・・・・そこっ・・・・!」

「気持ちいい?」

 ガクガクと頷く珊瑚。
 唇を離し、指で中をかき回しそして欲望を扱き上げる。

「あっ・・・あ・・・・いい・・・・、もっと奥・・・・・」

 中が扇動し竜也の指を中へ導く。
 指から感じる内壁の熱さとその動きに、直に触られてもいないのに竜也の欲望もよ
 り育っていた。
 たった数日で珊瑚の体は淫らになっていた。
 中を穿った時の甘美な刺激を思い出し、一刻も早く珊瑚の熱い蕾を貫きたくなる。

 しかしまだ蕾は充分に解れていない。
 このまま貫けば蕾の狭さは竜也を蕩けさせるだろう。
 だがそれでは珊瑚に痛みを与えてしまう。
 それだけは竜也自身であっても許される事はできない。
 愛する者には心も体にも決して傷つけないと誓っていたのだ。
 それでなくとも、今日不本意な形で珊瑚の心を傷けてしまったのに。
 自分のせいで、他人から。
 
もう二度と傷つけない

 また一本蕾へと指を増やす。
 毎日開いていにも拘わらず、珊瑚のそこは変わらず狭い。
 用意しておいた潤滑油を手に取り、指をくわえ込むその場所にトロリと零す。
 滑りが良くなりもう一本指を増やし中をかき回すす。

「あ!」

 それによってもっとも感じる部分を刺激され、珊瑚の背中が綺麗に反った。

「そんなに締め付けたら動かせないよ」

 動かして欲しくない。
 でももっと刺激が欲しい。
 なけなしの理性で葛藤するが、前立腺を刺激され珊瑚は落ちた。

「・・・・んっ・・・いい・・・・、ああん・・もう駄目っ! ・・・・もっと・・奥っ・・!」

 淫らに華開いた珊瑚に目を眇め、後ろから覆い被さり育ちきった欲望を押し当てた。
 歓喜に珊瑚の蕾が蠢く。
 
「力をぬいて・・・・・。 挿れるよ」

「来て、中に来てぇ・・・」

 甘えた声で竜也を誘う。
 グチュリという水音と共にゆっくりと竜也が入っていく。
 ゆっくりである為により竜也の大きさと形が分かる。

「やぁぁ・・・・」

 体を反らし、快感に首を振る。
 竜也は宥めるように背中を撫でる。
 それだけの刺激でも珊瑚の体は敏感に反応し、中にいる竜也を締め付ける。
 余りの心地よさにこのまま激しく貪りたくなった。
 だが欲望で傷をつけないよう動きを止める。
 
 だが珊瑚にはそれがもどかしく、恥ずかしかったが後ろを振り返り竜也に目で哀願
 した。
 出来ることなら口にしてほしかったが、それは追々で構わない。

「動かすよ……」

「あ、あぁ・・・ん・・・!」

 両手で腰を掴みゆっくりと動き始めた。
 動く度に声が漏れてしまう。
 こんな淫らな声など出したくないのに。

ちくしょー、何でこんな厭らしい体になったんだよ・・・・・

 自分の体に毒づく。
 余裕があればこんな体にした竜也に罵声を浴びせるのに。

「すごいよ、絡みついてくるよ」

「やぁ・・・・、いわないでぇ」

 なんて甘い声を出しているんだるんだと叱責するも、もっと気持ちよくなりたいと無
 意識のうちに腰を上げて、深く突いてもらおうとした。

「ねえ、そんなに気持ちいいんだ。 ビクビクしながら締め付けてるよ」

「あん、くうっ! あ、ああっ・・・」

 竜也も珊瑚の痴態と中にキツイ締め付けに声に艶が増す。
 締め付けるだけではなく、蠢き吸い上げるような動きに。
 より中を味わおうと竜也に動きが激しくなる。

「あっ、あっ・・・いい・・・」

「厭らしい・・・・」

 そう言って腰を押しつけ中をかき回す。

厭らしいのはどっちだ!

 心の中で叫ぶも既に限界がそこまできていた。
 珊瑚の欲望からは蜜がトロトロ溢れシーツを濡らしてしていた。

「ああ、もうダメ! いくっ!」

「いいよ、いって」

 珊瑚に限界に竜也の腰の動きも激しくなる。
 いきたいが後ろだけでは刺激が足りない。

「まえ・・・・、前も擦って!」

 珊瑚の叫びに片手を珊瑚の欲望に絡め扱き上げる。

「あ、ああ! いいっ! ああああっ!」

 先端から蜜が吐き出される。
 同時に竜也を含んだ後ろもキツク締まる。

「・・・珊瑚っ!」

 名前を呼び、珊瑚の中へと竜也も熱い欲望を叩き付けた。

「・・・・んっ・・」

 竜也はシーツに倒れ込んだ珊瑚を後ろから優しく抱きしめる。

「まだだよ」

 恐ろしい言葉をいい、繋がったまま仰向けにし珊瑚にのし掛かった。
 入ったままの欲望はまだ堅く、「もうやめて・・・」と哀願する珊瑚に「駄目」とキスで
 口を塞ぎ抽挿を始めた。

「あっああ・・・・」

 夜が明けるまで行為は続けられた。





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