初めてのデート(6)


キリ番5000Get りんりんさんよりのリクエスト
初めてのデートで温泉をとの事で。
少し長くなりそうです。
『本当の気持ち』








 少しして若菜の言葉から立ち直った綾瀬。 

 若菜を見ると、既に料理に取りかかっていた。
 その横で兄が手伝っている。

 ため息を吐き、こんな事で動揺してしまった自分を恥じた。
 目の前には、とても幸せな風景。 
 感情の無かった、冷たい兄は何処にもいない。
 この二人の幸せが何時までも続けばいいと、心から思った。
 
 二人で作った為、出来上がりはとても早かった。 
 料理はどれも美味しく、若菜の腕を皆が褒めた。

 サラダのドレッシングは貴章が作った。 
 ワインを使った物でサッパリとした美味しい物だ。 
 綾瀬は兄の作った物を初めて食べ、感動していた。
 因みに、綾瀬と悠二は料理が出来ない。
 食事と一緒に出されたワイン。
 それぞれ、アルコールには強いのだが、若菜には驚いた。
 一口で酔いそうな感じなのに、水を飲むかの様に飲んでいた。
 三人は唖然としていた。

 特に貴章至っては、初めて出会った時、若菜は酔っていたのだから。
 だから、てっきり弱いと思っていた。
 今の飲み方で行ったら、あの時一体どの位飲んでいたのだろう。

「若菜ちゃん、お酒強いの・・・・・?」

 代表して悠二が聞いてみた。
 グラス片手に、ケロッとした表情で

「普通だと思うけど」

「因みにどこら辺が」

「家だとみんなもっと飲むから」

 ケロリと可愛い顔をして恐ろしい事を。
 一体どんな家なのか。

「若菜、みんなそんなに飲むのか?」

「え、綾瀬は飲まないの。 中学の時は今よりもっと少なかったけど、高
校に入ってからはこの位は普通だと思うけど」

 キョトンとした顔の若菜。
 その返事に綾瀬も思わず叫んでしまう。

「中学!? 若菜中学生の時から飲んでたのか!」

「小学校から」

 三人が唖然となる。

幾ら難でも、小学生はマズイのでは無いか、戸田家!

「何でまた・・・・・・・」

「両親がね、今のうちから慣らして飲んでおきなさいって。 何かあった
ら困るからって」

 グラスを傾けグビグビ飲んで行く。
 何かあったらの『何か』が分かってしまった三人。
 あり得るだけに、何とも言えない。

「特に高校に入ってからは、もっと強いお酒って言われて、最近はみんな
泡盛とかウォッカ飲んでるけど」

強すぎる・・・・・・・

 そこで初めて貴章が口を開いた。

「初めて会った時かなり酔っていたが、あの時はどの位飲んでいた・・・・」

 う〜ん、と考え

「あの時は全然。 カクテルを7杯かな。 あんな所に行くの初めてだっ
たし、緊張してたからあんなちょっとで酔っちゃった。 えへへへ」

それでも7杯!
 
 しかしあの夜初めて若菜があの店に行きそして出会い、抱きついた先
 が自分で、本当に良かったと思った貴章であった。
 
 そんなウワバミな若菜に付き合っていた為に、それぞれが本来のペー
 ス配分を誤り飲み過ぎていた。
 悠二と綾瀬は完全に潰れていた。
 貴章もいつもより飲み、酔っては居たが潰れはしなかった。

 若菜は潰れた綾瀬と悠二が風邪を引かないよう、いつもと変わらぬ足取
 りで世話をする。
 暖房の温度を高めにし、乾燥しないように加湿器にスイッチを入れたり。
 甲斐甲斐しく動いている若菜を見て、酔っている貴章は若菜を後ろか
 ら抱きしめ、唇を奪った。
 二人が寝ている場所での突然の貴章の行動に驚き、離れようと。

「・・・・ん・・・だめ・・・・・二人がいるのに・・・・・・・・・」

「酔いつぶれているから大丈夫だ」

「でも・・・・・」

 頬を桜色に染め恥じらいながら軽く抵抗する若菜の唇を奪い、裾から手
 を入れて胸の先端を弄る。
 快感がその部分から全身に広がって行く。
 すっかり力が抜け、抵抗を忘れ貴章の手の翻弄される。
 若菜を床に押し倒し服を剥いでいく。 
 首筋を舐められ、胸の先端を指で挟まれ捏ねられる。

「ああ・・・・・・や・・・・っ・・・・・・」

 若菜の嬌声が響き渡る。
 貴章は顔を移動させ、胸の先端を挟み舐め上げる。
 片方の手を若菜の下肢に伸ばし、立ち上がった中心に絡める。
 貴章の手が動き若菜を追い上げる。
 長く、綺麗な指が絡んでいる。
 そう思うだけで体が熱くなる。
 先端からにじみ出た蜜。 
 クチュクチュという音が若菜を高めて行く。

「んぁ・・・・だめ・・・・・でちゃう・・・・・・・」

 貴章は若菜を俯せにし、腰を上げさせ躊躇いもなく蕾に舌を這わせる。

「・・・・あ・・・・・いや・・・・・・そんなとこ・・・・・・・」

 貴章から離れようと必死で動くが、両手で腰をガッシリと挟まれてい
 るので離れる事が出来ない。 
 その為、腰は貴章を誘う様な動きになってしまった。 
 舌で突き唾液を送り込み、指を入れて行く。
 最初は硬かった入り口も唾液と、若菜の零した蜜、そして熱心な愛撫
 で解れて行った。

 若菜に限界が近づいた時に、貴章は自分の熱い高ぶりを取り出した。
 このままでは若菜が痛いと思い、貴章が床に座り、その上に若菜を向
 かい合わせに座らせる。
 そそり立つ貴章の上にゆっくりと・・・・・・
 下から入って来る、熱い高ぶり身体が震える。

「・・・・・ん・・・・あぁぁぁ・・・・・・・・・・・」

 貴章の首にしがみつく。 

「ほら・・・・、若菜全部入った・・・・気持ちいいよ・・・・・・」

 貴章の口からこんな厭らしい言葉がでるなんて。
 やはり酔っているからだろう。
 言葉で中の貴章を締め付けてしまう。

「やっ・・・・も・・・・・いわないで・・・・・」

「くっ・・・そんなに締め付けるな・・・・」

 きつい締め付けに貴章の理性が切れ、下から激しく突き上げ始めた。

「あ・・・・や・・っ・・・・・だめ・・・そんな・・・・・・・・」

 止めどなく来る快感。
 若菜の良いところを貴章が擦り、突く。
 若菜自身も最後を極めようと腰を振り、貴章を締め付ける。

 瞳から涙を零し、上気した顔、蠢く肉壁。
 あまりの若菜の淫らさに刺激され、中にいた貴章がさらに大きくなる。

「や・・・・おっき・・・・・っ・・・・・」

 その声に大きく突き上げた。

「んああああ・・・・・・・・」

 ひときわ高い嬌声を上げ若菜が達し、白濁を噴き出した。
 強烈な締め付けに貴章も最奥に精を注ぎ込んだ。
 どちらからからとも無く交される口づけ。

 二人は余韻を楽しむ。
 半分意識を失いながらも「温泉・・・・・入りたい・・・・・・」と言う若菜に、
 軽く身支度を整え、抱き上げ連れていった。

 大きく広い風呂。
 外には露天風呂もある。
 紅葉もライトアップされていて、とても幻想的で綺麗だった。
 半分眠り掛けていた若菜だったが、見た瞬間目が覚めた。
 だが入る前に丁寧に、中も外も洗われ、終わった時にはグッタリとして
 いた。
 せめてもの救いは後ろを洗っている時の貴章の手が厭らしくなかった
 事だ。
 
 貴章は若菜を抱え、外の露天風呂へ入った。
 膝の上に乗せられ、横向き抱きかかえられるのは恥ずかしい。
 今更なのだが。

「凄く綺麗・・・・・」

 貴章の肩に頭を乗せ、夜のライトアップされた紅葉を楽しむ。
 ウットリと呟く若菜。

「そうだな」

 透明なお湯の中に浮かぶ、白く透き通った肌。
 お湯の温かさでほんのりピンクに色づき扇情的だ。
 先程までの行為の余韻も漂い貴章を刺激する。

「綺麗だ、若菜・・・・・」

 耳元で熱く囁かれ、手の動きも怪しくなる。

「やっ・・・・」
 
 余韻が完全におさまっていない身体には、少しの刺激でも火が点いてし
 まう。
 若菜の中心が完全に立ち上がってしまった。
 中心を手に取り、扱いて行く。
 横抱きを向かい合わせにし、尖った胸の先端を口に含む。

「だめ・・・・・お湯が汚れちゃう・・・・・・」

「気にするな」

「でも・・・・・・」

 しきりにお湯を気にする若菜に、さらに刺激を加える。
 若菜の蜜が溢れる先端を捏ねる。
 お湯の中で感じる滑りが厭らしい。
 もっと強い刺激が欲しいと、胸を舐める貴章の頭を抱え込み強く押し
 つける。
 それに答えるように先端を軽く噛み吸い上げ、扱く手の動きを早め
 た。

「あ・・・・・いい・・・・はぁ・・・・・・・・」

 頭の中がボンヤリとし、厭らしい言葉が次々出て来る。
 もう何を言っているのか分からない。

「どうして欲しい・・・・」

「・・・・ん・・・・・いかせて・・・・・・・・」

「どうやって・・・・・」

 早く貴章自身を中に入れて欲しかった。
 少し躊躇い、口にする。

「いれて・・・・・・っ・・・・・」

「何を」

 分かっているのに言わせようとする貴章が憎らしい。
 しかし貴章も若菜の可愛い口から、そのお強請りする言葉が聞きたか
 った。
 自分だけでなく、若菜も欲しているという言葉を。
 潤んだ瞳で貴章を軽く睨み、だが望んでいるだろう言葉を口にする。

「・・・・・貴章さんの・・・・・いれて・・・・・」

 その言葉を言い終えないうちに、貴章は若菜の腰を掴み一気に自分
 の欲望の上へと落とした。
 
「んぁぁぁぁ・・・・・・」

 先程まで貴章を飲み込んでいたので、そこは解れてはいるのだが、や
 はり貴章が入り込む瞬間は衝撃がある。
 
「はぁ・・・んっ・・・・・・・!」

「大丈夫か」

 若菜の衝撃がおさまるまで、動かず髪を梳き、顔中優しく口づけを落と
 して行く。
 中はとても熱く、貴章を絡め更に奥へと飲み込もうと蠢く。
 
「だいじょう・・・・・・ぶ・・・・うごい・・・・て・・・・・」

 その言葉に腰をゆっくりと動かし始める。
 同時に若菜自身に絡めた手も動かし始める。

「・・・ぁ・・・っ・・・・たか・・・ゆき・・さ・・・すき・・・・・」

 その言葉に貴章は若菜の唇を貪り腰の動きを激しいものへと。
 荒々しい動きに翻弄され、喘ぎ声しか出てこない。
 そしてあっという間に絶頂は訪れた。

「んあああぁ!」

「くっ・・・・・・」

 貴章も同時に若菜の奥深くへと欲望を放つ。
 そして若菜はそのまま、意識を失った。
 激しい快感のせいでもあったが湯船の中でしたせいでのぼせてしまっ
 たらしい。
 貴章は慌て、湯船から上げ介抱したのだった。





 
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