ナ・イ・ショ
(11)

33333Getされた、りんりん様より

貴章のバースデーのプレゼントの為に友人の紹介でコスプレ
パブでバイト。 ボケをかましつつ慣れてきた若菜だったが、
貴章に見つかり、ラブラブなおしおきv





ど、どうしよう・・・・もの凄く怒ってる・・・・・・・

 初めて見る貴章の怒りの表情に、普段は呑気な若菜もオロオロとし
 てしまう。
 まして怒っているのは最愛の貴章なのだ。
 
 やっぱり隠れてバイトした事がいけなかったのだろう。
 思っても仕方ない事。
 
 貴章は無言で若菜の手を取り部屋を出ようとする。

「久我山」

 神崎に呼ばれ足を止め振り返る。

「すまなかった」

 一言だけ言い部屋を後にした。
 部屋を出るとそこには珊瑚の恋人竜也と、有樹の恋人彰が立ってい
 た。
 二人ともかなり不機嫌な顔だ。

 若菜達が部屋を出ると直ぐ中へ入っていった。

「嘘!」「なんで!」と叫ぶ珊瑚と有樹の声が聞こえて来た。

 突然やって来た、誰もが美形だと思う3人。
 見るからに不機嫌だった。
 一人は久我山グループの久我山貴章だと分かった。

 もの凄い勢いで特別室へ向かい、直ぐ出てきたと思ったら、あの三
 人の美女のうち、一番の美貌の持ち主、翠を連れあっという間に去
 ってしまった。

なんだったんだ・・・・・・

 誰もが思った事だが、誰もが二人に見惚れた。
 漠然とだが翠は二度と店には出ない事も悟った。

 表に止められていた貴章の車。
 無言で助手席のドアを開け若菜を押し込む。
 いつもと違う乱暴な貴章。
 
 「どうしよう」という言葉だけが若菜の頭の中を支配していた。

 車の中は無言だった。

 貴章のマンションに着き車をエントランス前に止め若菜の手を引き
 中へ入って行く。

 巫女装束の若菜に入り口の警備員、フロント係もかなり驚いてい
 た。

 そして真っ青な顔をし今にも倒れそうな若菜を見て「大丈夫です
 か」と声をかけるが貴章の視線を受けこちらも真っ青に。
 
 しかし貴章は構わず、フロントに車のキーを預け駐車場に止めてお
 くように指示し、若菜を横抱きにしその場を後にした。

 
 部屋へ入るなり寝室に連れて行かれベットの上に乱暴に放り投げ
 られ、若菜の身体が弾む。
 
 貴章は自分の着ていたスーツの上着を乱暴に脱ぎ去り、ネクタイ
 を緩める。

 そして若菜に覆い被さり乱暴に口づけた。
 噛みつくように、口腔内を荒々しく犯すような口づけ。
 息つく暇もない。

 貴章をそんな風にしたのは自分。
 御免なさいという気持ちと、大好きという気持ちを込め貴章の口づ
 けについて行こうと必死に舌を絡ませた。



 自分が今若菜に対して乱暴な扱いをしているとは分かっていて
 も、どうする事も出来ない。
 この怒りをどうしたらいいのか分からず、ただ若菜の唇にぶつけて
 いた。
 最初は気付かなかったが時間が経つに連れ唇から、舌から自分の
 背中に回った腕から優しさと幸せ、大好きという気持ちが伝わって
 来た。
 気持ちが段々と落ち着いてくる。
 一旦口づけを解放し組み敷いた若菜を見つめる。
 激しい口づけが余程苦しかったのか、息も絶え絶え瞳には涙が浮
 かんでいた。
 瞼に額に今度は優しく口づけを。

 甘い甘い口づけに若菜の身体が溶けていく。

「ん・・・・・・っ・・・ふっ・・・・・」

 若菜から漏れる声も甘いものに。

 しかし、その口づけは唐突に離れていった。

「たかゆき・・・・さん?」

 潤んだ瞳で貴章を見上げる。
 
「あの・・・・?」

「なぜあんな店に?」

 甘い表情が一転、真剣な顔を貴章。
 しかし何処か苦しそう。
 自分のせいで貴章にこんな顔をさせてしまった。
 良かれと思っていた事が、驚かそうと思ってやった浅はかな自分
 の行動で貴章を苦しめてしまったのだ。

「ごめんなさい・・・・・どうしてもお金が必要で・・・」

「どういう事だ」

 聞く者には援助交際に聞こえる。
 思いたくはないが、まさか・・・・という思いが貴章の中にも。
 視線も口調も若菜を押さえつける腕にも力が入る。

 そんな貴章を見て若菜の目には涙があふれ出る。

「・・・・だって・・・・だって・・・・・・僕のお小遣いじゃプレゼントが買え
ないんだもん・・・・・・」

プレゼント?

「貴章さんに相応しいプレゼントが買えないんだもん!」

 泣きじゃくる若菜に貴章は呆然。
 自分へのプレゼントを買う為にこんな事を・・・

 貴章は自分の誕生日の事などすっかり忘れていた。
 若菜に言われ今気付く。
 知らなかった事とはいえ若菜を手荒に扱ってしまった。

 だからといって今回の事は許す事は出来ない。
 自分に内緒で、しかも他の男達に微笑むなど許す事は出来ない。
 本当は誰の目にも触れさせたくないのだから。
 気持ちだけは嬉しいが。

「きつく言ってすまない。 だが私には必要ない。
若菜さえ側にいてくれれば、他に欲しいものは一つない・・・・・何一
つ」

 今度は優しく抱きしめる。
 優しく包み込むように。

「貴章さん・・・・」

 背中に回した手に力を込める。

「・・・・ごめんなさい」

「二度と私に隠し事はしないように」

「はい」

 貴章を悲しませない為にも嘘や、隠し事は絶対しない事を心に強
 く誓う。


「では、プレゼントを貰おうか」

「へっ?」

 一体何を言い出すのか。
 若菜は店から着の身着のまま連れて来られた為、プレゼントなど
 ある筈もない。

「カツラとコンタクトを外して、あと顔も洗って来なさい。 私はここにい
るからいいね」

 良く分からないが若菜は洗面所へ向かい、カツラを取り、コンタクト
 を外し顔を洗い貴章のいる寝室へと戻った。

 貴章に手を引かれ膝の上に座る形に。
 そして口づけを受ける。
 
「ん・・・・あふっ・・・・・・」

 身体に火が灯る。
 貴章の唇が耳へと移り舌を入れられる。
 クチュリという音、巫女袴をたくし上げ触れてくる手に息が上がる。
 しかし途中でその手が止まる。
 潤んだ瞳で貴章を見ると貴章が微笑んでいる。

「貴章さん?」

「プレゼントをくれるのだろ?」

「あの・・・・・?」

「今日は若菜にしてもらおう、それが私へのプレゼントだ。 他は受け
付けないいいね」

僕が全部?

 ボンッと顔が赤くなる。
 あんな事やこんな事を。
 貴章にされても恥ずかしいのにそれを自分からするだなんてできっ
 こない。
 首を振る若菜に今日の貴章は容赦がない。

「まずはその巫女袴を脱いで貰おうか」

 イヤイヤと首を振る若菜に貴章は巫女袴の上から若菜の中心を揉
 みし抱く。

「やだ・・・・・っ」

 今度は巫女袴も中に手を入れ下着の脇から手を入れる。
 そこはすっかり形を変え先端からは蜜が溢れていた。

「あっ・・・・・だめ・・・・・・・」

「もうこんなに蜜が」

 言って濡れた先端を円を描くように撫で、わざと音がするようにクチ
 ュクチュと扱く。
 直接の刺激と耳から聞こえて来る音、貴章の厭らしい囁きに治まり
 がつかなくなっていた。
 あと少しで解放されるという時に貴章の手が止まる。

「やめちゃやだ・・・・・」

「して欲しいなら出来るね」

 快楽の虜になっている若菜は従順になっていた。
 一旦貴章の膝の上からおり巫女袴と下着を脱ぐ。
 今度は貴章のシャツを脱がし跨るように。
 シャツを脱がす間も貴章のまさぐる手は止まらない。
 止めて欲しいと言っても。

「続けて」と甘い声で言われると逆らえない。
 
 上半身裸の貴章の膝に跨りキスをねだられる。
 その時に「さわって・・・」と言わされ自分の雄を扱いて貰い、喘ぎ離
 れた唇に貴章の指が入って来る。
 それを夢中で嘗め、指が増やされる。
 唾液で十分に濡れた指が後ろの蕾に回されゆっくりと沈んで行く。
 解し増やされる指と前を刺激する手に耐えられず蜜を放ってしま
 う。

 放心している若菜に貴章が囁きかける。

「柔らかく解れた若菜の中に入りたい。 入れてくれるね」

 コクリと頷く若菜にズボンのファスナーを手をかけ下ろさせ貴章の
 雄を取り出させる。
 それを若菜の手で支えさせ身体を浮き上がらせる。
 先端が蕾に当たるように固定させ入り口を擦る。

「ちょうだい・・・・・・」

「好きなだけ・・・・ゆっくり腰を落として」

 言われるがままに貴章の雄の上に腰を下ろして行く。
 入れる瞬間はいつも苦しいがその後は素晴らしい快楽が待ってい
 る。

「んっ・・・・・・」

 苦しいがゆっくりと確実に貴章が入り込んでくる。
 全部入ったあと若菜に動くように言う。
 なかなか動かない若菜に下から数度突き上げるとそれを切っ掛け
 に若菜が貴章を貪り始める。
 熱く絡み付いて来る内壁に貴章の雄は更に大きくなり若菜を喘が
 せる。

「あっ・・・・・もう・・だめ――――!」

 絶頂を迎えた若菜。

「くっ・・・・・」

 きつく閉められる内壁に貴章も最奥に放つ。

「最高のプレゼントだ」

 言って若菜に髪を梳きキスをする。

「今度はお仕置きだ」

 一旦若菜から雄を抜き今度は四つん這になるように言う。
 絶頂感の抜けきらない身体はままならないが
 言われた通りに。
  
 自分にお尻を向け後ろを両手で広げるようにいう。
 快楽に飲まれていてもその姿勢には抵抗がある。

「いや・・・・・できない・・・・・・」

 しかしこれは自分を心配させたお仕置きなのだと言い、その格好を
 強要した。
 恥ずかしさに顔をシーツに埋め若菜は言われた通り貴章にお尻を
 向け両手で開いた。
 貴章は動かないよう若菜の腰を手で挟み、少し色づいた蕾に舌を這
 わせた。

「やだ――!」

 温かく柔らかい濡れた感触に逃げようとするが動けない。
 ピチャピチャと嘗める音に恥ずかしさのあまり涙が出る。
 そして今度は指が中に入って来る。
 
「やめっ・・・・・あ、あん・・・」

 指は若菜に良いところに当たり今度は嬌声を放つ。
 そして貴章が後ろから入って来る。
 それが終わると今度は鏡の前で同じように後ろから貫かれた。

「繋がっている所が見える・・・・・」

 恥ずかしい言葉も散々言われた。

 プレゼントは若菜自身。
 そしてお仕置きも。

 お仕置きという名の通り、それは若菜が気を失うまで続けられた。
 



 翌日から三日間、揃って若菜・珊瑚・有樹・竜也の4人は休んだ。
 そして4日目登校。

「お前達馬鹿?」

 情け容赦ない綾瀬の一言に迎えられた。

 





   
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