獲物(1)

キリ番30003をGetされたyo-yo様からのリク
恋は盲目」の置いてきぼりを食らわされた、情けない恭夜のお話





 漸く手に入れたと思った獲物。
 それが、自分の手からスルリと逃げるとは。
 逃がさない。
 必ず、必ずこの手に・・・・・・


 物心が付いた時には、自分が周りに対して冷めた目で見
 ていた。
 始めのうちは、周りの大人達も「まだ小さいのにしっかりし
 た子供だ」とか「利発な子」だとか、大げさな者は「神童」だ
 と好き勝手な事を言っていた。
 それに対し冷めた目で、無反応、時には子供らしくない発
 言で大人達を圧倒した。
 同じ年の子供達のたわいのない悪戯には、二度と同じ事
 をしないよう、逆らえないよう徹底的に報復した。
 その事で親達が何か言ってきても、理路整然に、自分が如
 何にも正しいか淡々と語った。
 そのせいで周りの大人達は『扱いにくい』『可愛げのない』
 と影で言い、自分の後ろにいる父の存在の顔色を窺って
 いた。

 何をしても、面白くなかった。
 だから喧嘩もした、酒もタバコも女も。
 その体格、存在感、誰もが自分が中学生だとは気付いてい
 ない。
 金は自分が作ったソフトを売ったお陰で使い切れない位あ
 る。
 その金、容姿の皆が集まって来る。
 足を開けと言えば、誰もが進んで身体を差し出し、足を開い
 た。
 誰もが自分の機嫌を窺っていた。
 本当につまらなかった。

 そんな時に見つけた獲物。
 
 憂さ晴らしに喧嘩をしていた時、周りの野次馬の中ダチと一
 緒に俺達の事を見ていた。

 一瞬合った目。 
 ほんの一瞬だったににも拘わらず、気持ちが穏やかになっ
 た。
 初めて感じた気持ち。
 
 しかし、その獲物はその場を直ぐ去ってしまった。
 もう一度、その気持ちを味わいたく、その日からその獲物を
 探した。
 案外直ぐに見つかった。
 あの獲物が歩いて行った先には、塾があったから。
 その付近で待っていれば必ず見つけられると確信してい
 た。
 そして一人で獲物は現れた。
 後ろから近づき声をかけた。

「ねえ。 やらせてくんない?」

 驚き、振り向いた獲物。
 
この目だ・・・・・・

 大きく見開かれた黒い瞳。
 驚きに満ちていたが、どこもまでも澄んでいた。
 思わずフッと笑ってしまう。
 騒がれるのも面倒くさい。
 拳を一つ発腹に入れる。
 気を失い力の抜けた身体を抱え、近くのホテルに連れ込
 む。
 ベットの上の横たえた身体。
 自分を魅了した、あの印象的な目が今開かれていない事
 が残念で仕方ない。
 こうやって瞳の閉じている獲物はパッと見、何処にでもあ
 る、至って平凡な顔立ち。
 しかしよく見ると一つ一つのパーツは整っていた。
 肌の色も健康的に焼けていたが、触れた感じは滑らかだっ
 た。
 着ている服を全てはぎ取ると、日の当たっていない部分の
 肌は思ったより白かった。

この白い肌に自分を刻んだら

 そう思うとゾクゾクした。
 こんな衝動は、今までに誰一人感じる事は出来なかった。
 
「早く目を覚ませ・・・・」

 言いながら、獲物に記しを刻んでいく。
 胸の飾りを舐め、キツク吸い上げる。
 意識のない獲物だったが、恭夜の愛撫に時折反応を示す。
 薄く開けられた唇に己の唇を重ね、口腔内を蹂躙する。
 息苦しいのか、首を振り抵抗を見せる。
 構わず、押さえつけ更に深く奪う。
 そしてまた身体を貪っていく。

「ん・・・・・・」

 キツク乳首を吸い上げ、片手で獲物の中心を揉み扱く。
 苦しそうだった顔の赤みが差し、焼けていない肌がうっすら
 色づいてき、甘い声を漏らす。
 その声が恭夜を心地よくし、かつ刺激する。
 身体全体が誘っている。
 そんな風に感じられていた。
 獲物の中心からは蜜がたっぷりと溢れ、手を濡らしていく。
 荒くなる息、快感に悶える身体。
 
欲しい・・・・

 身体をずらし、両足を掲げる。
 奥の蕾は獲物の零した蜜でグッショリと濡れていた。
 蜜で濡れた指を蕾に。
 ヒダをなぞるように這わし、ユックリ中に沈める。
 意識のない身体は、抵抗なく指を含んでいく。
 中は熱く、時折恭夜の指をキツク締め付けてくる。

「・・・・・・・ん・・・ぁ・・・・」

 解すように、指を一本、また一本。
 時間をかけて解していった。
 恍惚になった顔。
 そろそろいいだろうと指を抜こうとするが、されをさせまいと
 中が絡み付いてきた。
 貪欲な身体・・・・
 指を抜き、己の猛った物を指で散々解した蕾にあてがう。
 蕾がヒクリとしたかと思うと、恭夜の物を取り込もうと収縮を
 始めた。
 
クックッ

 笑いがこみ上げてくる。
 透明な瞳を持ち、性から程遠いと思っていた獲物がこんな
 に淫らな身体の持ち主だったとは。
 嬉しい誤算。
 一番太い先端を入れた時、身体がビクリと跳ねた。
 ゆっくり、味わうように己の物を沈めていく。
 散々解したにも拘わらず、そこはまだかなり狭かった。

「ああああ―――――!」





  



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