暖かな光
(1)

5万をGetされたりんりん様より
「本当の気持ち」貴章の一人称で自分の過去、どうして血も涙も無いよーな
(若菜以外には)性格になってしまったのか。
ベッドで若菜と熱い夜を過ごした後、疲れて眠ってしまった若菜を横に。





「ぁ・・・・、あああ・・・・ん、やぁ・・・」

 暗い部屋の中に入り込む月の光。
 その光に照らされ浮かび上がる白い肌。
 肌に浮かぶ汗がキラキラ反射し、若菜の身体を更に際立た
 せている。

 零れる吐息は甘く、見詰める瞳は潤み何処までも私を誘う。
 何度若菜の中に己の情熱を放ったか分からない。
 繋がった場所から、放った物が溢れている。
 そしてグチュグチュという音を発している。

「・・おと・・・・やっ・・・・・」

 若菜は頭を幼子のように左右に振るが、その仕草は私を煽るだ
 け。
 そしてその淫らな音も。
 締め付けが心地良い。
 更に味わいたく若菜の細い腰を掴み、合わせるように激しく下か
 ら突き上げる。
 既に力の入らなくなった体は、私の律動に合わせガクガク揺れて
 いた。

 まだ、こんなにも若菜を欲している。

「ん・・・ぁ・・・ああ、も・・・・だめ・・・・っ・・・・」

 快感が強いのか、体が後ろへと反る。
 胸を突き出すようなその体制。
 小さな突起がまるで舐めて欲しいと言っているかの様に、目の
 前へと現れた。
 その突起を優しく舐め、吸い上げるとプックリと立ち上がり私の
 舌を楽しませる。

「はあぁぁん!」

 嬌声が上がり、中に居る私の分身を締め付ける。
 入り口は強い締め付け、中は淫らに私を絡め取るように吸い付
 く。

「っ・・・・・」

 危うく達しそうになってしまった。
 それ程までに若菜の中は心地よい。
 今も突き入れれば奥の方まで取り込もうとし、腰を引くとまるで引
 き止めるかのように私の分身に絡み付く。

「す・・・・き・・、だいすき・・・・・」

 若菜からのその言葉が、心の中にすんなりと染み込んでいく。
 その一言が私の心を温かくし、闇から解放してくれる。
 愛おしいという気持ちが尽きる事ない。
 自然と「愛してる・・・」という言葉が出てくる。

 若菜だけを愛している・・・・
 強く抱きしめ若菜を穿つ。

 多くの者を体を繋げて来たが、それは全て排出行為。
 しかし若菜との行為は、今まで体を繋げた誰よりも心地よかっ
 た。
 体だけではない、若菜だけが私の心に中へ自然に入って来た。
 見た目もとても美しいが、心が誰よりも優しく温かい。
 今こうして若菜の体を抱いているが、全身を若菜に温かく包み
 込まれているような気がする。

「も・・・っ・・・いく・・・・・っ・・・・」

 限界のようだ

 首に回されて腕が離れる。
 捕まっている事が出来なくなったようだ。

 若菜も何度放ったか分からない。
 その為に勢いよく放つ事が出来なくなっている。
 形良い性器からは蜜が止まる事なく溢れている。

 このままではつらいだろう。
 若菜を横たえる。
 そして腰を両手で抱え、浮かし奥深く突き入れる。。

「ああっ! ・・・・やぁ・・・ふかい・・・・!」

 奥まで入り込んだ熱に若菜の腰が揺れる。
 なんという淫らさ。
 そして美しさ。

「たか・・・ゆき・・さん・・・・」

 甘く自分を呼ぶ声、そして艶めかしく動く腰に、私の雄が更に熱
 くなる。

「・・ぁん・・・・・、おっ・・・き・・・ぃ・・・・」

 私にも限界がきている。
 一気に激しく突き入れかき回す。

「あ、あっ、あああああ!」

 歓喜の声と共、後ろがキツク締まる。
 同時に私も若菜に中へ熱を注ぎ込んだ。

「くっ・・・・!」

 体が大きく反り、数度痙攣し体が崩れた。
 快感が強すぎ、イった瞬間に気を失ってしまったようだ。

 心地よい疲労感が私を襲う。
 呼吸が整うまで、若菜を抱きしめベットに横たわる。

 若菜を見ると目尻に涙が浮かんでいた。
 それを唇でそっと拭う。

 この心地よい気持ちと体のままで眠りにつきたかったが、お互い
 の体は汗と精液で汚れている。
 それに若菜の中には私の放った物が残ったまま。
 その始末もしてやらなくては。

 先にザッとシャワーを浴び、温かいお湯で濡らしたタオルを持ち
 若菜の元へ。
 スヤスヤと眠るその顔は、つい先程まで目の前で妖艶な姿、痴
 態で私を虜にしていたとは思えない程あどけない。
 情交の気配はまだ多大に残ってはいるが、それでも今は別な
 顔をして眠っている。

 苦笑しながら、若菜の体を丁寧に拭っていく。
 白く美しい肌には、私が刻んだ痕が多数付いている。
 私の大量の熱を注ぎ込んだ蕾に触れると、ピクリと体が動きその
 部分が収縮する。

 あれ程ながい時間私を含ませていたのに、若菜の可憐な蕾は
 堅く閉ざされている。
 ゆっくりと指を進めていくと、蕾が綻びはじめ私の指を取り込ん
 でいく。

「・・・・ん・・・」

 小さく零れる声。
 だが起きる気配はない。
 些細な事だが、本当に若菜は私を煽ってくれる。
 意識が戻ればまた抱いてしまっていただろう。
 
 本当に節操がない・・・・
 思わず苦笑してしまう。
 だがこれは若菜だから。
 若菜だけが私を虜にするのだ。

 始末を終えタオルを片づけ、若菜を毛布でくるみ一旦ソファーへ
 と移し、シーツを取り替える。

 こんなにマメな自分がいるとは知らなかったとまた苦笑してしま
 う。
 新しいシーツの上に下ろすと肌触りが気持ちいいのか、顔を擦り
 つける。
 そんな仕草が可愛らしくも、私がいるのにという嫉妬心が湧き
 起こり、若菜の隣りへと体を横たえる。
 心のない、ただのシーツに対してまで嫉妬する自分に呆れてし
 まう。
 だが若菜の中を常に私で一杯にしていて欲しいのだ。
 

 色々な姿を持っている。

 天使の様な無垢な若菜。
 妖艶で私を虜にする若菜。
 そんな艶やかな姿で私を魅了する若菜だが、その言動で皆を
 笑いの渦に巻き込んでいる。
 自覚はないだろうが無鉄砲な所もある。
 友人思いの心優しい性格。
 天真爛漫で常に私を振り回す。

 だが不快ではない。
 全てが心地よく、全てが愛おしい。
 全てが輝き私を照らしてくれている。

「・・・・・貴章さん・・・・」

 ふと呼ばれ腕の中にいる若菜を見る。
 瞼は閉じられたまま、どうやら寝言のようだ。
 先程までの激しい行為のせいか、少し疲れた顔しているが穏や
 かな寝顔。

 あどけない顔。
 素直で無邪気で心優しい若菜。
 この穏やかで優しい気持ちが手に入るとは思ってもいなかった。





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